平成9年三国祭り報告

 


平成9年三国祭り報告

今年平成9年の三国祭り山車巡行は、昼から雨にたたられ、途中で中止になるほど大変でした。 私は山車の屋台の中で笛を吹いていましたが、天井からぽたぽたと雨が落ちてきました。 その漏れをタオルやガムテープで防ぎましたが、後からあとから落ちてきてキリがありませんでした。

太鼓の打ち手である子供たちはビニール合羽を着て、太鼓をたたきました。太鼓は、雨の降り始めにシートをかけていたのでそれほど濡れませんでした。しかし、三味線の皮はぬれると破れてしまうので、私はそのことばかりが気になりました。

結局、雨足が強くなり、屋台の中でおはやしが演奏できる状態ではなくなったため、山車から降りて、近所のお宅で雨宿りをさせていただきました。 山車をひく人たちももちろんずぶぬれで、はやし方の乗っていない山車を、自分たち の地区に引いて帰ったような状態です。

しかし、区に戻ると小雨になったため、はやし方のうち三味線を除く笛と太鼓の演奏で、区内を練り歩きました。 この時も、屋台の中は雨で濡れており、落ち着いて座っていられない状態でした。

以上のように、平成9年の三国祭り山車巡行は雨のために、巡行途中での中止となりました。これはここ何十年間なかった事です。


山車の上にある武者人形を制作する人形師は本業が理髪業をされています。今は、息子さんが人形制作を手伝っているそうです。その他に今年は、大門という地区が、青年団で武者人形を制作しました。「孫悟空」という山車です。

山車の武者人形制作は、毎年一月に制作の依頼を受け、渡り初め(本祭り前に山車で町内を巡行する)の間近までかかります。今年は四体を5月のその時期までに仕上げたようです。

この人形制作に関しては、私Kuniが地元の人間として知り得た情報をもとに書きました。
1997/05/27