取り扱い及び手入れ
露通しを作ること(長く吹くと唾が落ちるため)
材 料:おもり玉、水気を吸う布、笛より長めのひも
使用法:歌口(笛の左の大きめの穴)よりおもり玉を通し管尾より引き抜く。
吹き終わったら内部を手入れし外側は、乾いた布でふき袋にしまっておく。
↑は私が教わったものですが、日本の横笛は乾燥が大敵なので、水分が残っていてかまわないそうです。
また、歌口から糸を通して布で拭いてしまうと歌口の状態が変わってしまい鳴らなくなる事があるそうです。
持ち方
以下は右利きの場合(左利きの場合は左右の手が逆になる)
左手
人差し指、中指、薬指とも第一関節の指紋あたりで歌口側の三つの穴(765)を 閉じる。
親指は、人差し指より約四センチ歌口側にあて、笛を裏からささえる。
右手
人差し指、中指、薬指とも第二関節のふくらみで残りの穴(432)を閉じ、 小指は指紋の中心で穴(1)を閉じる。
姿勢
右利きの場合は、笛をからだの右に構え歌口を唇にあてる。
左利きの場合は、笛をからだの左に構える。
背筋を伸ばし肩の力を落とす。
下腹に少し力を入れこころもち前に張り出す
ひじは極端に横にかまえず水平にかまえるよう心がける。
音の出し方
左の大きめの穴は歌口といい、息を吹き込むところ
口の両端に力を入れ唇を横に張り出すようにする。
唇の真ん中に小さな穴をつくり、歌口に息を吹き込む (火鉢の中の炭火を口で吹いて起こす要領)。
この時、息が 歌口で笛の中と外に別れるようにする。
息の様子
一、閉じた穴から息をもらさないようにする。
一、ほほに空気を入れない(ふくらまさない)。
一、腹式呼吸でできるだけ長く強く息を出す。
一、息は、まわりに散らばらないように束にする気持ちで吹く事。