どの部分を叩けばいいか

どの部分を叩けばいいか

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太鼓はどの部分を叩けばいいか。?

こんにちわ。うっとしい季節突入ですね。  太鼓の皮は、ぶよぶよ、になってくるし、(桶胴太鼓)ロープの張り直し等、作業が大変。  さて、皆さん。太鼓は、どの部分を叩けば一番いい音がすると思いますか。

過日、当方の太鼓を買った所へ太鼓のメンテナンスの仕方を電話で聞いたところ、太鼓の中心を叩いたらいけない。といわれた。中心は外して叩いているけど改めて考えたら。やはりそうか、ってなぐあいで。大太鼓だとよく分かるけど多少中心を外した方が、いい音がするような、18年叩いているけど、太鼓によって色々あるから。難しい問題です。
皆さんご意見下さい。

by ゲイン@都美恵太鼓


 

何故、太鼓の中心を叩いてはいけないか?


私も力学的に解説することは、あまりにも学がないので、叩いたときの音を表現してみます。

中心を叩いたとき(あくまで大太鼓桶胴)の場合、ドウン。直径を3当分して叩いたとき、ズドーン。
はっきりと分かりにくいとは思いますが、中心は音がこもったような感じ、3当分して叩けば音がすっと出てくるような。
原理はわかりません。大学の教授でもいれば、うまく説明できるのしょうが。
ちなみに、太鼓屋さんでは、中心ばかり叩いていると、音も悪いし、皮も早く痛むという回答でした。

確かに和太鼓は正円ではないとおもいますが、現代の太鼓は巨大な木工旋盤で削りだしをしているので、正円に近い仕上がりになっていると思います。
反射してきた波と打ち消しあって音が出ないと言う云い方は納得できます。

左手を右手並に使えるようにするには、左手で歯ブラシを使わせると、早く使えるようになりますよ。特に手首をつかって、上下に磨くように指導する。なかなか左手で歯ブラシは使いにくいですが、私は、これが近道だと思います。
太鼓を叩くときに手首をひねる子は私の所にもたくさんいます。

一発打ちを繰り返し、それから地打ちをするように、指導してみては如何ですか。

by ゲイン@都美恵太鼓


 

太鼓の打つ場所


打つ場所は中心ではなくちょっと外です。 当然太鼓によって違ってくると思いますが、 その簡単な?確認方法をひとつ。
撥で太鼓の端から中心に向かって直径上を軽く叩いていくのです。
そうするとだんだん音が変わってくるのが分かると思います。
そして自分の耳で”ここだ”って思うところが一番いい音のする ところです。

当然中心近くの音を聞き分けるのは難しいと思いますが、 そうすることによって、一番いい音のするところが分かると思いますよ。

by SATO@鼓響


 

鼓面につきまして。


こんにちは。手久野太鼓の柿崎です。

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鼓面の中心をたたいては...の件ですが、正円の胴に 厚みが均一された皮を均等に張力をかけた場合、必ず中心の音は小さく、又残響も 少なくなります、それはあき@心参太鼓さんの(振動の相殺)と理解して良いと思います.
ただし太鼓には一つ一つ個性があり、全ての太鼓に中心はダメだとは言い難い 面もあります、
又大きな太鼓(二尺五寸以上)の鼓面になりますと背が入ることはご承知のとうりですが、背の部分は弾力が少なく音質も違うため、その部分はさけてたたくべきです。
皮の消耗度は中心に限らず同じところをたたきつづけると必ず そこから破けてきます、
ダメージを均一にするには練習時に太鼓を台に乗せる時、 その都度少しずつ太鼓を回転させながら、たたく場所の位置を変えると皮の寿命は伸びます、
バチ先も出来るだけRをつけたものを使用することは言うまでもありませんが、チョットした工夫で皮は喜んでいい音を長く出してくれます.

手久野太鼓


 

太鼓のたたく場所について


日本を代表する鼓童や鬼太鼓座のたたき手は皮の特徴を良く把握して曲によって たたく場所を使い分けています。
締太鼓の場合は特にその使い分けは著しく 左右で1点だけたたくことも少なくありません。
一般的には(2尺以上を除く)鼓面の中心から直径10cmから15cm以内の ところが音色・強さともに良いと思われます。
但し25寸以上の鼓面に なりますと中央に背にあたるところが入ってしまうことがあります。
背の部分は音が沈みがちになりその部分は避けてたたきます。

音の強弱はバチの強さ加減で表現することが望ましいけれど鼓面の中央と 端とのたたき分けで変化させることが比較的簡単な奏法かと思われます。
又使用するバチによっても音の違いがはっきり出ます。

手久野太鼓


 

 

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